オトコの娘になりたい男の子

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 可愛い二人の頼みだから承諾して上げたかったがそのまま買い物を続けていたら買い物どころでは無いのがわかっていた希沙は心を鬼にして帰ることにした。 「…だめ…二人が楽しみにしていたのは分かるけど…足痛いままでいたら買い物、楽しめないよ?」 「ぅ…」 「…わ、わかってはいるんだけど…」 「…それじゃ…また今度…別な場所に連れて行ってあげるから今日はもう帰ろ?」  もう少し買い物をしたい二人を見て無理させたくはなかった希沙は別な場所に連れて行く事を提案した。 「別な場所?」 「うん…私のおすすめの猫さんグッズを売っているお店に行くのはどう?」 「猫…」 「グッズ…」  そう聞いて二人は目を輝かせて喜んで今日は帰る事を承知した。 「「行きたい!?」」 「!…ふふ…そういえば二人とも猫好きだったもんね…それじゃ…今日は帰ろうか?」 「ぅ…わ、わかりました…猫のグッズが買えるなら…」 「し、仕方ね…から今日は帰る…足も痛いからな…」 「ふふ…そうと決まれば…ちょっと待ってね…確か車の中に絆創膏とか消毒液とかあるから取って来るね…」 「え…何でうんなもん持ってんだ?」 「ああ…私…猫を撮る時、何時も気づかずに地面にあっちこっちにこすっりながら撮影してたらいつの間にか怪我してる事多くて…」 「ああ…なるほどな…」 「…(たしかに昨日の撮影している時は凄かったからな)…」
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