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希沙は猫を撮るときは猫目線でほとんど腹ばい状態で撮影していた。そのためか擦り傷が耐えなかった。
そんな事を話していたら希沙は二人に渡す物があったのを思い出して取りに行く前に二人に渡すことにした。
「あはは…あ、そうだ…二人に渡そうと思ってたのがあったんだ…はい…これ…」
持っていた鞄の中から2冊フォトブックを透と翼に渡した。
「これって…」
「私が今まで撮った中で一番、気に入っているのを持って来たの…二人共猫好きならと思って…」
「え!?…いいんですか?」
「うん…」
「写真撮らせてくれたお礼…」
「…いいのかよ…」
「うん…同じ猫好きとして…私が二人に上げたかったの…」
「ありがとございます!…大事にします!」
「…あ、ありがとう…」
「ふふ…喜んでくれて良かった…それじゃ取りに行って来るね」
透は少し照れていたが…二人が喜んでいるのを見て希沙は喜んで車に手当するための物を取りに戻った。
希沙が取りに戻っている間二人はさっそく写真を観た。
「わぁ!…どれも可愛い!」
「ああ…さすがプロだよな…」
「うん!」
そんな事を話していたら二人の事をナンパしようとしていた二人の男性が声をかけた。
「…げ、女かと思ったら男かよ…」
二人が話す声を聞いた二人は軽蔑するような顔をして透と翼を見た。
「え…」
「…」
「男が女の格好なんて気色わりー…」
「…わ…」
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