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透が文句を言おうとしたらちょうどそのやり取りを見ていたのか女の子が割って入って来た。
「ちょっと!」
「!…な、何だよ…」
「男が女の格好して何が悪いのよ!」
「ぅ…」
「可愛いじゃない!…それに…あなた達だって可愛いから声かけたんでしょ!」
「そ、それは!…女だから…と思って…」
「だったら…気色悪いなんて言うんじゃないわよ!」
「ぅ…」
「な、何だよ…行こうぜ…」
「あ、ああ…」
その女の子の威圧感に押されてナンパ男二人はそそくさにその場を去った。
「あ、ちょっと!…もう…」
「あ、ありがとう…」
「助かった…?(・・・!ま、まずい…)」
助けてくれた女の子に透は見覚えがあるのか気まずそうにしていた。
「え…ああ…気にしな…(!…な、何!…この二人…いや可愛いとか思ってたけど近くで見たらめちゃくちゃ可愛いじゃない!)」
そんな透の事は気づかずに女の子は透と翼がお礼を言ったので二人の方を見たらめちゃくちゃ可愛い過ぎるのに女の子は言葉を失い暫く二人に見惚れていた。
「あ、あの…?」
翼が声をかけても女の子は気づかずに見惚れていたらちょうど希沙が戻って来た。
「二人ともお待たせて…あれ…愛じゃない…」
声をかけられて女の子が見てみたら希沙が居たのに驚いた。
「・・・!お、お姉ちゃん!?…どうしてここに!」
「愛…こそ…」
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