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恋愛殺し屋
「いやああああ…!!やめろおおおおお…!!!」
腹から血がぽたぽたと垂れている。
依頼者のDV彼氏を殺した。
クローゼットから依頼者が出て来た。
「わ、私の彼氏、殺せましたか…?」
依頼者は涙が溢れていた。
「辛いと思いますが、泣かないでください。ハンカチどうぞ…」
依頼者がハンカチで涙を拭いている間に私は、死体処理をしている。
彼氏の血は真っ黒。
やっぱり、中身が腐ってる奴は血も真っ黒なんだと思った。
「あの…死体って、恋愛殺し屋さんが貰うのですか…?」
依頼者さんは不安そうだった。
彼氏の事がまだ好意を持ってるのか、罪悪感があるのか。
依頼者さんは、そても繊細な人なんだろう。
私は質問に答えた。
「はい。一般人に死体を渡したら、死体遺棄で捕まりますからね。」
「そ、そうですか…」
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