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リカは気分が悪くなった。
「ちょっとトイレに行ってきます」
リカはトイレに向かった。
トイレの中の鏡を見た。
悲惨な顔をしている自分がいる。
「なんなの、この力」
そう呟くと鏡から7色に光が発光した。
「え?」
というより7色のものが鏡に映った。
どこかで見たような光景。
どこだっけ?
てかなんなの、これ?
「悩んでるね。そろそろいいかな?」
そんな女性の声がした
誰?
****
「え?誰なの?」
トイレにリカの声が響いた。
「驚かせてごめん!久しぶり。
というか、リカちゃんの方は初めましてか」
声と共に、光の中から人影が浮かび上がった。
あれ?
これデジャブ・・。
その人影から、やがて一人の女性がくっきり浮かび上がってきた。
綺麗なお姉さんだ。
ショートヘアでモデルのような、長身ですらっとしている。
着ている服はTシャツに薄めのデニムにスニーカー。
この服装もモデルっぽさを醸し出しているのかもしれない。
「私エレナ。よろしくね」
リカに微笑みかけた。
えっと、なにこれ。
誰?てか、これ何?
ドッキリ?
まさか私の誕生日のサプライズ?
店長、手の込んだことをしてくれたなぁ。
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