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「そうなの?私が聞いたのはユウヤくん家火事になって全焼したらしいよ。だから今家無くて友達の家転々としてるって聞いた・・・」
ナミが言う。
「私は公園でテント張って、ホームレス生活してるって聞いた」
アミが言った。
まただ。
また私の嫌いだと思った人に不幸が起こった。
昔からこのパターンだ。
「いや、その後ユウヤくん事故にあったらしいよ」
イチゴにフォークを刺しミナが言った。
あぁ・・・。これって私のせいなの??
私がユウヤを嫌いって思ったから?
偶然?
それにしてはいつもいつもタイミングが良すぎる。
幼稚園・小学校・中学校・高校でも私が嫌いになった人に必ず不幸が訪れている。
嫌いって思った次の日にはもうその現象が起こっていた。
「ん?どうしたの?リカ?気難しい顔してー。
あ、ユウヤくん?命は助かったらしいよ。わわかんないけど。・・多分」
エリが言う。
「そっ、そっか、良かった・・・」
だんだん罪悪感がわいてきた。
ちょっとやり過ぎじゃない?
ユウヤがそんな風になったのは私のせい?
私が人を不幸にしてるの?!
無意識に?
いや、そんな訳無いよね・・。
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