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「あっ、桜庭先生!記念に写真撮っていいっすか?」
母は慌てて
「ちょっと、雄作君いきなり駄目よ!私お化粧も…」
それを聞いた桜庭さんは
「先生大丈夫です。せっかくだから」
それから桜庭さんと私とお母さん。雄作と桜庭さんの写真を一枚づつ撮った。
撮り終わると桜庭さんが雄作に名刺を出して。
「これさっき言ってた名刺。ここのメアドに今の写真送ってくれる?」
「ちょちょっとやめて」
とお母さんは恥ずかしがっている。
桜庭さんは
「いいから、いいから送っちゃえばわかんないから」
と悪戯っぽく雄作に言って笑っていた。
「じゃっ!」
桜庭さんが車に向かおうとした時、お母さんが「あっ!ちょっと待ってて下さい」と言って家に入って行った。
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