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「秋保、知ってた?」
雄作は驚いて聞いてきた。
「知らない…でも前に私が桜庭庸介の本読んでたらその人の本好きなのと聞かれた事はある」
「おれさぁ~前母ちゃんが言ってた事気になっているんだよね…」
その時お母さんが戻って来た。
「さっ、お茶ここに置くね。私はそろそろ休むから」
と2階に上がって行ってしまった。
私は続きが気になった。
「何?さっきの」
「いやっ、噂話だから、またなっ!」
私はその話しは気になって考えていると。
「秋保、俺、桜庭先生に会ってちゃんと謝りたい」
「私も、もう一度桜庭庸介に会いたい。会ってちゃんとお礼を言いたい。何処に行けば会えるかな?お母さんに聞けばわかるかな?」
「いや、元教え子だっただけじゃ知らないよ。ってか迷惑だからやめなさいって言うと思うよ」
雄作は何か考えている様だ。。
私はさも名案でしょ?と言わんばかりに雄作に言った。。
「じゃあさ!来週の同じ曜日の同じ時間にあそこに立っててみる?一か八かでさっ!」
「そうだな、今日中華料理食べられなかったし。行くだけ行くか? …あっ!でも来週車検で車無い!」
「電車でいいよ。時間はかかるけど、旅行気分で楽しいじゃん」
私はなんだかワクワクしてきた。
「そうだな!決まり!」
雄作も楽しみみたいだ。
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