一食目「美味しいカニがあるんですけど、毒味してみますう?」

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 シュガーローフとフリヤンディーズは震える息をしかと潜めて、再びイガのついた棍棒を振り上げた。 「るぼああぁあぁあある!」 「うぎゃあああああああ!」    絶叫と共にアイマスクがぎょろりと見開いた。  憤怒の形相をしたポペシャンが跳ね起きる!  不意を突くつもりが逆に突かれてしまって、シュガーローフとフリヤンディーズは一目散に逃げ出した。  ポペシャンはその身を二つに分身させると、シュガーローフとフリヤンディーズを追いかけ始めた。
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