5月に君と出会って

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約束どうりに早めに家に帰ると隼人はまだ帰ってきていなかった。 「せっかくの5年記念日だからケーキでも買いに行くか」 そう独り言を言って私は家の近くにあるケーキ屋へ向かった。 ケーキ屋に着くとなぜか女の子のキャーキャーというはしゃぎ声がして、 その声のするほうを向くと… 隼人が立っていた。 「は、隼人、何でいるの?」 隼人がいることにびっくりした私は思わずそんなことを言ってしまった。 すると、キャーキャーと言っていた女の子たちが隼人よりも先に振り返り、 「おばさん、お兄さんのこと知ってるんですか?」 「おばさんはお兄さんの何なんですか?」 と、詰め寄ってきた… おばさん? 女の子たちを追いかけるようにして隼人も私に近ずいてきた。 「ちょっとごめんね。通らせて。」 隼人がそう女の子たちに言うと、またキャーキャー。 そして、 「理沙は俺の彼女だよ」 そういった後のブーイングがすごかった。 いや、私の彼氏だし。
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