194 紅夜壱 様

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194 紅夜壱 様

1 メインサイト →カクヨム 2 得意なジャンル →ローファンタジー、ラブコメ 3 好きな物語の傾向 →殺伐としたラブコメ 4 つい主人公にしてしまうタイプ →目の死んだイケメン 5 執筆する時の拘り →必ず時間を決めてメリハリをつける 6 書いてみたいジャンル →純文学、ホラー 7 地の文で得意なのは? →心理、戦闘 8 あなたの作品の中で一押しは? → #学校一の黒髪美少女が日本刀を持っていた件について https://kakuyomu.jp/works/16817139556936209422 【あらすじ引用】 俺こと黒羽聖司は、底辺ぼっち陰キャだ。 同じクラスの学校一の美少女、鬼切ざくろがバケモノと戦っているのに遭遇してしまう。 とっさに彼女を助けた俺だが、ざくろさん、距離が近い! 略称「 #くろにほ」。 ────レビュー全文 【読む前に感じたこと】  ハッシュタグが付いているのは何か意味があるのだろうか?  と思っていたが、冒頭からなるほどと思わせる演出が待っている。  そこでこの作品のタイトルに何故、ハッシュタグが付いているのか理解することが出来るだろう。そしてこの一文により、スッと物語に入らせることが出来るのは素晴らしい。  TwitterなどのSNSをやっている人が読者なら、なおのことその効果は期待できる。 【物語は】  ある一文によって物語は始まっていく。  タイトルは物語の全てを表すものだが、作品によってどこでタイトルと繋がるかは分からないものだ。ああ、これってこういう意味だったのかと。  いきなり分かるので、方向性がしっかりしていて面白そうな物語だなという印象を持った。  主人公は、ある少女と一緒にあるものと戦っているのだが、その場面を通してその彼女が何者なのか、現状がどういう状況なのかが明かされていく。 【世界観について】  ラノベらしさを持つ作品だと思う。(自分はラノベを読まないので、自信を持って言えるわけではないが)  物語のジャンルは現代ファンタジー。  タグにあるのでネタバレにならないと思うが、あやかしものとの戦闘シーンを含む。このあやかしが元々いる世界なのか? 主人公もたまたま見えるのかについては読んでいくうちに明かされていく。  この物語の設定は理解しやすく、とても面白いものだと思う。実際にその部分は自分の目で確かめて欲しい。 【物語の構成について】  この作品で一番気になったのは、物語の構成。  ピンチから始まり、心理が丁寧に描かれているのだが、通常主人公がどんな人物で物語にどう関わっているかについての流れは頭を悩ませるところだと思う。  特にファンタジーなどにおいては、説明文のようになってしまい面白さを欠いてしまうこともあるだろう。  しかしこの物語では、構成がとても巧いなと感じた。  自然な流れで彼女のことについて触れており、自分の境遇などについても触れている。しかも開始早々意外な展開となり、主人公たちは無事なのか?   始まったと思ったら終わるのでは? と読者をハラハラドキドキさせ、惹きつける効果も持っていると感じた。 【登場人物について】  面白い回答を持った物語だと思う。  会話の流れに意外性があり、暴力とは何か? について考えさせられる。  そして何故外国人の血を引く教師が出て来るのかにも、ちゃんと意味を持たせていると感じた。  登場人物の出し方など、必然性を感じるのでとても理解しやすい。  まだ謎に包まれた人物などもおり、これからどんな展開が待ち受けているのか楽しみである。  【物語の見どころ】  この物語は、主人公がいきなりピンチに遭うところから始まっていくが、それがターニングポイントとなっている。  そして主人公と同じく、何処のグループにも属さない美少女の彼女が何故主人公を助けたのか? その経緯はすぐに明らかとなり、主人公の性格や考え方、この物語の世界観が流れるように明かされていくのである。  だがそれは説明文という形ではなく、ナチュラルに無理なく伝わってくる。  とても構成の巧い作品だと感じた。  そして、あることをきっかけに変わり始めていく二人の関係。  初めは硬い感じの物語となるのかと思っていたが、コミカルでテンポも良く、笑ってしまうところもある。  恐らく読了部分までは、まだ物語の序盤なのだろう。   主人公といつも会話をしている”者”の正体は?  それを知る人物が出てくるが、彼は一体何者なのか?  この物語の先を、ぜひその目で確かめてみてくださいね。  お奨めです。 *備考:10.第四章 日常と後悔と異能 二話まで拝読
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