第一話 怪盗Aからの挑戦状⁉︎編

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「おっ、気づいた?」 「なるほど、九九か!」 くし、にく、はっぱ。どれも九九の覚え方に入っている語呂合わせだ。 くしさんじゅうろく(9×4=36)、にくじゅうはち(2×9=18)、はっぱろくじゅうし(8×8=64)。それぞれ足したり引いたりすると確かに二つの式が成り立つ。 「ということは……」f1776837-13a3-4ae8-8605-b363e880cf7e 一番下の式に入っているイラストは珊瑚と方位磁針のWに矢印だから西かな。つまり。 「だからさんご15からにしが8を引いて答えは7だ!」 「おー」 パチパチと絢音が手を叩く。 「まあもうちょっと早く気づいて欲しかったけどねえ」 「うっ。まあちょっと謎解き自体久しぶりだったからさ、勘が戻ってなかっただけだよ」 「ふうん」 疑うように絢音ははじめの顔をじっと覗き込んだ。 「まあいいけど! じゃあ勘が戻ったところで次の問題いってみよう!」
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