第5話 神の降臨

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第5話 神の降臨

大天使は困っていた 神が人類を創造した時はまさか こんなことになるとは思わなかった あらゆる事象に精通している神も 未来を当てる事は叶わなかった 何故なら未来が分かれば 人類をもっと良き未来へ導くため より高い「知性」を与えていたからだ 一人の従天使から助言があった 「大天使様もはや人類の前に現れたらどうです?」 確かに 犯罪に環境汚染・・・モラルの低下に・・・ 神は宇宙の神々同士の会合に出るために留守中 「ん~もう我慢できん」 そう言うと大天使は人類の前に現れた 「人類よ!私は神だ!今後は神が人類を導く」 人々は驚いたが神の登場に歓喜した 従天使は人々から意見を聞き神に助言した 「大天使様、人々は犯罪を恐れています」 大天使は人々にこう言った 「人類よ、もし犯罪を行うのなら私は厳しい罰を与える」 善人は歓喜し悪人は身震いして犯罪を行うのをやめた すると警察や裁判所など犯罪を取り締まる関係各所が無くなった 従天使は人々から意見を聞き神に助言した 「大天使様、人々は仕事が辛いと言っております」 すると大天使は人々にこう言った 「人類よ、仕事はもうしなくてよい。あらゆる物は私が作る」 仕事に疲れていた人々は歓喜した すると企業、工場は閉鎖し人々は仕事をしなくなった 従天使は人々から意見を聞き神に助言した 「大天使様、人々はお腹を満たして欲しいと言っております」 すると大天使は人々にこう言った 「人類よ、もう農業もしなくてよい。あらゆる食物は私が作り自由に食べてよい」 農業に疲れていた人々や食料に飢えていたは歓喜した すると農家は食物を作るのをやめ畑や田んぼは荒れ放題 ここまで来ると人類は満足だった・・・しかし何か大切な事を見失っていた 神が大天使の元にやって来た 「留守の間何か変わった事はないか?」 すると大天使は 「人類を救済しました!」 神は下界の様子を見て激怒した こうして大天使は地獄へと落とされた
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