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(あ、先っぽ挿入ってくるだけで……、イッっちゃいそぅ)
「あん、あっ。あ、ッあ、はぁ。あッ、あッ、ふッ、んんッ!」
ゆっくり挿れられたペニスは、全て収まった後も、じっくりと動き始めた。
「あ、あ、あ。あんっ、ふぁ、あんッ」
(こんなに、優しく、されて……。僕、僕……ッ)
「やぁ、あ。だめっ、あ、ふぅ、う」
優しく静かに、だが確実に、硬い先端が悠の奥をトントン小突く。
「慎也、さんっ」
「何だ?」
「キス、して……。しないと、ダメ」
「解った」
慎也が深く被さり、悠に口づけてきた。
「ん……、っふ。ん、んぅ、うぅッ!」
さらに深く、慎也が悠の身体に挿入り込んで来る。
「痛くないか」
「んッ、う。深いの、好きッ」
「このまま行くぞ」
ぐん、と腰が退かれ、次いで勢いよく挿入ってきた。
肌を叩く音がするくらい、激しく。
「あッ! やぁ、あ!」
(今夜は優しいと思ってたのにぃ!)
揺さぶられながら見る慎也の目は、情の色に染まっている。
「んぁ、あんんッ! はぁ、はぁあッ! んあぁあ!」
(でも、こんな目をした慎也さんが見られるのなら、いっか)
宙をさまよう悠の手を、慎也がしっかりとつかんだ。
指を絡ませシーツに着き、爪の痕が付くまで固く握り合った。
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