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青く、強く 1
結婚してから、何の代わり映えもない毎日。
毎日の慌ただしさに、恋愛感情や、愛なんて感じる隙間もなかった。
これが、ずうっっと死ぬまで続くとおもっていた。
1ヶ月前あのこに会うまでは。
結婚して17年目、やっと子供達も手がかからなくなってきた。
日頃の疲れやストレスを、アルコールでまぎらわす毎日。
これはこれで楽しい。
旦那とは、子供が生まれてからの6.7年までは口喧嘩がたえなかったけど、今は少しづつ諦める事を覚えた。
喧嘩してた頃は、まだ若くて体力があったんだろうな。
今は争う そんな気も起こらない。
波風たてず、普通に過ごせていけたらいい。
そう自分に暗示をかけている。
家政婦さんと何ら変わらない日常をすごしていて、こんなはずじゃなかった、こういう結果になるって分かっていたら結婚はしなかっただろうか。
まだ家政婦さんは、報酬がいただけるだけましか(笑)。
子供達がいなかったら、この生活を続けているだろうか?
しかし、高校生にもなると日々お金がかかる。
6年続けているスーパーのパートも、その日々の大半を占めている。
トレーナーの上にパーカー、ジーンズにスニーカー、電動じゃない自転車にまたがり週6日、8:30から16:30のパートに勤めている。
この春、私立高校1年になった娘には、ビックリするほどのお金が出ていった。
両実家からのお祝いをもらえていなかったら、私の自由になるおこづかいが失くなっていた。
両方の実家には、感謝しかない。
お金の面はもちろん、生活面でも子供達の為に援助をしてもらっていた。
それも今では少しずつ、少なくなっていっている。
それでも感謝しかない。
まぁ、もちろん色々ないともいえなかった17年だけど。
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