![18cd21c5-9308-4ed8-92f7-7f0c2dd389f4](https://img.estar.jp/public/user_upload/18cd21c5-9308-4ed8-92f7-7f0c2dd389f4.png?width=800&format=jpg)
俯くたびに零れ落ちる
ひとりぼっちの侘しさよ
どこにもいけない路傍のひとに
死に方を聞くほどバカじゃないね
誰彼かまわず絡むような
惨めな人にはなりたくないの
見上げれば一粒の雪
手のひらにひらりと落ちて
馬鹿な体温で溶けてしまう
単純に寂しいのか、複雑に心寒いのか
わからないまま生きている俺と
交わるように消えゆく儚さよ
誰にも見向きもされないほうが
1万倍幸せだと気が付いてしまったから
誰かを頼ることで心は白くなるのだろうか
誰かにすがることで心は美しく染まるだろうか
答えがないから空を見ている俺と
夜蠅が五月蠅く耳を劈く虚構の世界
そして俯くたびに零れ落ちる
ひとりぼっちの侘しさよ
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