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とびっきりハスキー・バード
トスカーンフラップのステンドグラス・バス
窓辺に浮かぶ蒼い月に照らされ
泳ぐようにレトロ・タウンを巡行している
僕は今夜も最後部座席の王様
永久チケットを片手に降りるべきバス停
何度も何度も見過ごして今に至る
しわがれた声で朝を想えば
しわがれた星座が僕をあざ笑う
生まれ持った性質に否定されているなんて
やっぱり僕たちは不幸の中でしか輝けないのかなぁ
リッスン トゥ ミー ハスキー・バード
くだらないねって耳をつまんで
もっと前向きなことを模倣しようよ
豊かな胸で感じる心地よいノイズ
君の胸に僕がひとりきり、湖に漂う夢
Ｐ/Ｈマンティスの甘いギター・ショー
さび付いたスピーカーから途切れ途切れに
流れるようなトレモロ・アーム上の小指に酔う
君は最前列に招待された王女様
永久チケットを片手に停泊するはずの港
何度も何度もキャンセルして今に至る
ネコ撫でる声で夜を想えば
ネコ被りの道化が君を愛撫する
生まれ変わっても同じだなんて決め付けないで
生きている間に不運ごと燃やしてしまおうよ
リッスン トゥ ミー ハスキー・キャット
笑いとばして鼻をつまんで
自慢の髭で朝露に挨拶しよう
濡れた唇と大きな瞳と擽るようなトーン
僕の胸に君がひとりきり、空を飛ぶ夢
リッスン トゥ ミー ハスキー・バード
くだらないねって耳をつまんで
もっと前向きなことを模倣しようよ
豊かな胸で感じる心地よいノイズ
互いの胸の上でふたりっきり、とびっきりの愛の夢
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