20人が本棚に入れています
本棚に追加
/2ページ
夜の海水浴。
僕達、5人は毎日、馬鹿な事をして高校生活を送っていた。
軍団名は【毒グモ軍団】
決して暴走族や不良軍団じゃない。
ただのアホの軍団だ……
毒グモ団の皆んなで高校生の時、夜の海水浴に行った。
海の周りは真っ暗だ。
灯りは、近くの工場の灯りだけ。
海水浴って言っても砂浜とかじゃなく、危険な岩場だ。
そして毒グモ軍団は真っ暗な海に次々と飛び込み泳いだ。
はっきり言ってアホだ。
私は、高所恐怖症なのでビビりながら岩場から海にそっと入った。
海は夜光虫で緑に光り、幻想的な世界が私達を待っていた。
誰もいない夜中の海。
僕達は誰に邪魔されることなく自由に泳ぎまくった。
時間を忘れ夢中で泳いでいると、遠くから
回転灯の光が近づいて来た。
パトカーだ……。
私達は咄嗟に隠れた。
パトカーは私達の方にライトを照らした。
「こちらは警察だ!
海に隠れている事は分かってるんだぞ!
早く、持ってる物を捨てずに陸に上がりなさい!」
何故、警察が僕達の事を……
僕達はただ泳いでるだけなのに…
最初のコメントを投稿しよう!