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ユキミくんは僕のズボンをスルスルと下ろして、
僕が最後まで隠し通したかった汚い本性を露わにさせる。
痛いぐらいに勃起して、こんなこと、今までなかった。
「すごいね」
「は、恥ずかしいよ」
「じゃあやめるの?」
僕は返事に困る。何を今更と自分でもそう思うけれど、
なんだろう、とにかく全部がごちゃまぜになっているんだ。
理性も本性も、性欲も友情も。
「でももう逃さない」
「あっ……」
ユキミくんはその口で、僕の性器を咥える。
口の中の感触は不思議な感じだった。温かくて柔らかい。
生きた肉の感触、なんて言えば気持ち悪さが勝つかもしれないけれど、
そもそも、僕たちは肉で出来ているんだからしょうがない。
――――。
「ああっ……だめ」
僕は屈み込む。あんまりにも刺激が強くって、どうしても我慢できなかったんだ。
「弱いんだ、先っぽ」
だらりと唾で濡らして、ユキミくんはまだ僕を離そうとしない。
「慣れてないんだから、仕方ないよ」
「ならもっとしてあげる」
また舌を絡めて、先の方ばかりを責め立てる。
すこしザラリとしたベロの表面が擦れる度に、脳みそがしびれるぐらいの快感が
体の下から這い上がってくる。
「うぅ、うん、ぐぅ」
どんどんと激しくなる。
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