TEENAGE STRUGGLE 其ノ陸

SYNOPSIS

前回までのあらすじ。

１０の歳に授かる特殊能力『才』
同年代の者たちが煌びやかな能力を手にする中、透灰李空が授かったのは「他人の才が読み取れる」という極めて地味なものであった。

才を使用した総合格闘技『サイストラグル』に憧れを抱く李空だったが、自身の才の性質上、これを断念。 他に活かせる場も見つからず、李空は落ちこぼれを意味する『玄』として学院生活を送ることになる。

それから時は流れ、１５歳の誕生日。
李空は友を庇い、窮地に立たされる。

脅威がすぐそこに迫る中、苦し紛れに伸ばした腕からは全く未知の能力が。
これにより、李空らは窮地を脱した。

逆境は李空の才『オートネゴシエーション』の秘められた能力を解放し、真の力の一端を見せたのだ。

それをきっかけとし知ることになるは、各国の代表が命がけの闘いを行うという裏のサイストラグル。
その名を、『TEENAGE STRUGGLE』 。

李空はその可能性を買われ、国の代表としてこの大会に出場することに。

修行や実践を通し、己の才『オートネゴシエーション』の理解を深めていく李空。
彼の幼馴染である墨桜京夜などの仲間の活躍もあり、李空ら壱ノ国代表は、激闘の末、見事『TEENAGE STRUGGLE』優勝を果たした。

が、喜びも束の間。
会場に忽然と姿を現した謎の男たちが、晴乃智真夏を誘拐。

その後、会場を闇が包み、零ノ国にいた者たちは気づくと地上にいた。

共通の敵を前にし、『TEENAGE STRUGGLE』に出場していた各国の代表は、六国同盟『サイコロ』を結成。
壱ノ国代表は、調査班、解読班、代表班の３班に分かれることとなった。

人類再構築計画こと『リ・エンジニアリング』により回転する大陸と共に、調査班が各国に眠る石版の調査を終えた頃。大陸の中央に、六体の獣が出現。最悪の災厄と恐れられる『陸獣』は、絶望の行進を始めた。

これを待ち受ける各国の代表達であったが、一部の代表が突然消えるという異常事態が発生。
戦力を大きく失った『サイコロ』であるが、何とか六体の獣の攻略に成功した。

その後。「カタマリ」に「フリダシ」と、人間達を嘲笑うかのように、形を変えては『サイコロ』を追い込む『陸獣』であったが、海千兄弟やセウズらの活躍もあり、遂に完全攻略を果たした。

しかし、神ノ手足こと『ドゥオデキム』の一員であるジャヌアリ＝カプリコーンやエイプリル＝アリエス曰く、『陸獣』攻略は『リ・エンジニアリング』の『偽』。
この後には、『真』なる次の試練が待ち受けているとのこと。

これに挑むことになるは、各国の代表から選び抜かれた、選抜者の面々である。

果たして、選抜者は『ドゥオデキム』を倒し、『真』を攻略することが出来るのか。

六国の命運や如何に。