第一章「ジョン太とサバイバルの島」

1/150
前へ
/501ページ
次へ

第一章「ジョン太とサバイバルの島」

 ジョン太が(あらし)に巻き込まれたのは、夏休み3日目のことでした。 「お前さんらがいるとうるさくて仕事にならん、これで遊んでこい」  海辺の丘の上にある小さな家。  おじいさんは町に住む友人から小型の自動運転ヨットを借りてくるとジョン太と犬のパトリシアに海で遊んでくるように言いました。  波に乗ると()に風を受けたヨットはすべり出し、右へ左へ、一人と一匹を、広い大海原へといざないます。  空は太陽がサンサンと降り注ぎ、水面(みなも)はキラキラ光ります。
/501ページ

最初のコメントを投稿しよう!

4人が本棚に入れています
本棚に追加