パート3 〜夫同伴編〜

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パート3 〜夫同伴編〜

 ある時、娘が 『棚がほしい』 と、言っていたから  実家に置いてある使ってない棚使っていいよ って言ったら 『持ってきてほしい』 って。  実家からお前のところまでどれだけあると思ってるんだ。しかも結構でかいんだぞ。  まぁ、仕方ないから、持っていってやるか。 「というわけで、手伝って。お父さん」 「えぇ? 良いけど」  次の日。  夫に手伝ってもらって実家に向かった。ちなみに娘は来てない。  言った本人が来ないってどういうことだよ。  実家に着いておじいさんと話をする。特にお父さんが話をしてた。  話が終わったら、いよいよ棚を運ぶ。  私は車に乗せるときに車を傷つけないように布を敷く。お父さんは先に棚の確認しに行った。  おと〜さんと〜おじ〜さんが、たなを〜もって〜やってきた〜  私は車にぶつからないように補助をする。 「はぁー、疲れた」 「お疲れ。あとは向こうまで乗せたら娘が手伝ってくれるから。頑張って」 「うん」  お父さんが 「棚が倒れないように後ろの方座ってるね」 って言って後ろに座ったけど、棚が真ん中にあるせいで見えない。  だから後ろ見ながらバックができない。 けど  ミラーがあればバックはできる。  実家の出入り口は坂になってるから、ゆっくりとバックする。 ピーッピーッピーッ 「大丈夫?」 「うん」  坂の途中にある駐車スペースに止まる。 ちなみに  車はぶつけてない。  あとは前に進むだけだからそのままお別れして娘の住んでるところに向かった。 「今日はほんとにお疲れ様でした。ゆっくり休んで」 「おう」  娘の住んでるところに着いて娘とお父さんが棚を運んだ。  娘は体力あるから棚運びの即戦力になる。でも六階に運ぶのは流石に疲れたみたい。 「ほんとにありがとー!」 「お礼はお父さんに言って」  ゆっくりしてから家に帰った。  何日かしたら娘から連絡が来た。 『旦那が転勤になったから荷物運ぶの手伝ってー』  お前もっと早く言えや。棚運んだの意味あったのか? 「はぁ」  ガソリン入れなきゃ。めんどくせー。
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