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パート４
カタカタカタカタッ
明日は待ちに待った息子の入園式！
これからは毎日お弁当を持っていくから、お弁当を入れるためのかばんを作る！
柄は息子が選んだ星柄で、肩掛けバックにしようとおもってるの！
カタカタカタカタッ
「よしっ！ できた！」
完成！
お母さん特製息子専用肩掛けバック！
お弁当の他にも色々入るように少し大きめで、肩に負担をかけないように紐は大きめにしてあるの。
あと小さいものを入れるためのポケットもたくさんつけたの！
喜んでくれるかなぁ？
結構こだわって作ったから二時間くらいかかっちゃったけど、なんか物足りないなぁ。
「うーん」
あっ！ 分かった！
息子のかばんってわかるようなアクセサリーがついてないんだ！
どんなのが良いかなぁ？
星型のストラップが良いかなぁ？
「よしっ！」
小さいけどしっかりしてるお星さまのストラップにしよう！
小さいから邪魔にならないのは息子も嬉しいよね。多分。
「早速作りますか！」
カタカタカタカタ
小さい星なら型が無くても作れるし布も余ってるからちょうど良いね。
カタカタカタカタ
ガチャン
「いったー！」
ミシンに指挟まれちゃった！ すごく痛い。
「とりあえず止血しなきゃ」
ミシンを止めてティッシュで止血する。ミシンに血が付いちゃったけど、拭けばなんとかなるかな。
「血、止まったかな？」
幸いにもあまり深くなくてすぐに止まった。
「良かったー。でも、息子の布汚しちゃった」
どうしよう。洗っても落ちないだろうし、捨てるにもこのまま捨てるのはどうかと思うし。
「どうしよう？」
とりあえず包帯まこう。利き手を怪我したわけじゃないから包帯はまける。
手は、ちゃんと動く。良かったー、動かなかったらどうしようかと思ったー。
マキマキマキ
「できた」
痛みがちょっと引いたから良かったけど、まだ痛かったら病院行かなきゃいけないところだった。
病院行くとお金かかるからこの怪我だったら行かなくて済みそうだね。
ミシンどうしよ
〜夫帰宅〜
「……ごめん」
「……」
俺は妻の血がついたミシンをどう処理した方が良いのだろうか。
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