いろどり

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「俺のこと覚えてる?」 「え?」 ショーケースに目を泳がせていたら、頭上から声がした。 顔をあげれば、若い男性店員と目があう。 小麦色した肌と対照的な白い歯,そして、きょとんとした感じの丸い瞳は、私の記憶の中に確かにあるものだった。
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