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違和 7-2
わかった、とお父さんは話をきいてくれた。
「翠の気持ちはわかるよ。ただ、勉強はしないといけない。翠が今自分の言葉でお父さんに伝えたことはとっても大きな問題なんだ」
「勉強はちゃんとします!」
わたしは言い切った。三輪くんのようになりたい、と心底思った。
「お母さんもお父さんと同じ考えで、とりあえず、夏休みが来るまでには休んでかまわない。それからどうするかは夏休み中に決めればいい」
お父さんありがとう、絶対に怒鳴られると思っていたのに、こんな未熟な子供が考えていた重いテーマを拾いあげてくれて。
「それと、お昼ごはんは、一度帰宅して食べるように」
「うん、お父さんとお母さんに打ち明けたから、うちにいるのも大丈夫だと思う」
それならよかった、とお父さんは納得してくれた。
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