あたたかい言葉 2-2

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あたたかい言葉 2-2

 それはわたしが思春期に入って太ってしまったこともあるし、それを指摘されているようでイヤだからかもしれない。  わたしは最初、その「体操」の授業だけを登校しない、と決めた。そして、ノートに不登校のために必要な計画を事細(ことこま)かに書いていった。  とはいっても、たいしたことではなかった。  図書委員である三輪くんと委員の仕事をこなす以外、わたしは学校に友達や知り合いがいるわけではなかったし。  体育の授業は月曜日と火曜日にある。  前日はとにかくあやしまれないように気をつかった。お母さんの勘は鋭いから。  学校も、それに家も、心が安まる場所ではなかった。  そんなときに鎌倉市図書館のツイートに出会ったのだった。  もう七年も前、こうツイートしていた。 「鎌倉市図書館 @kamakura_tosyok もうすぐ二学期。学校が始まるのが死ぬほどつらい子は、学校を休んで図書館へいらっしゃい。マンガもライトノベルもあるよ。一日いても誰も何も言わないよ。9月から学校へ行くくらいなら死んじゃおうと思ったら、逃げ場所に図書館も思い出してね。 午前9:11 · 2015年8月26日」  こんなにあたたかい言葉があるんだ……わたしは涙ぐんだ。  近所の図書館もこうであればいいのだけど……。
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