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レコメンド 4-2
意外だった。
でも、彼には図書委員で読書が大好きな友達がいる。いや、確証がないけどいるはずだ。
「まあね、勉強する時間と趣味の読書をしてたら、テレビ見る時間なんて見たくてもないようなものだけど」
そう言って笑った。
「図書館はどう？」
それが……とわたしはいい淀んだ。
「どれを選べばいいのか、それすらわからなくて」
「マンガもラノベもCDもDVDもあるよ」
「うん……」
「そんなことだろうと思った。とりあえず、これをあげる、参考になればいいんだけど……」
三輪くんはそう言って、「新潮文庫の100冊」のパンフレットと、わたしがずる休みをした最初の日に、国語の先生が配布したという文豪の作品を紹介したプリントをくれた。
「CDとかラノベとかDVDもわからなかったらお勧めのをメールするから、気軽にメールして。すぐには返信できないけど……」
「ううん、三輪くんありがとう！」
そして、うちに帰るとたいへんなことが待っていた──。
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