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・・・こ、ここもぉ!?
裕司は流石に歩き疲れて、空腹感も有り
『100円パン』って謳っておきながら、150円パンも堂々と新発売告知しているポスターに、以前、クオンが噛み付いていた店へ入ってみる。
「この写真、アップしても平気ですかぁ?」
「て、店長、ふ、不在な為、分かりません」
裕司は、どう見ても高校生の女の子レジ店員に、難しい質問をしてしまった。
「ごめんね、……ありがと」
店内のプリンパンをガン見していると
「いらっしゃいましーー、焼きたてだよー」
色黒な外人さんが、上手な日本語で焼きたてパンをアピールしながら、店内を周る。
カンカーンッ
「美味しいよー」
・・・あ! 既にトレーに乗せたプリンパンのカラメル部分を、トングで叩いてるぅ。
「そっちと交換してぇ?」
「どぞー!」
「……あ〜!!」
色黒外人は、しれーッと、裕司の持ってるトレーの上にプリンパンを2つも乗せた。しかし、マスク越しでも分かる程、ニヤッとしながら1つを戻した。
レジの女の子がプリンパンと長チョコパンと袋の会計をして、代金を求めてきたが
「あれ? コレはぁ?」
「は、ス、スミマセン」
ハチミツレモンの入ったペットボトルの会計がされていないのを、裕司は教えた。
食べ物を食べる時は、煙草を吸う時っていうワンセットなルーティンな為、裕司は天文館通りの喫煙場を目指した。
また饅頭屋の所まで来てしまう。そこにスタンド灰皿が有るからだ。
モグモグモグ……、スゥ〜〜フゥ〜ッ
・・・次は、な〜にしよっかなぁ?
裕司は、取り敢えずスマホにまだ未入力の過ぎた出来事達を入力しながら、通りをブラついた。所謂、歩きスマホだ。
・・・念の為、安くて良い服が有るか見てみよぉ!
こちらも天文館に来たら行き着けの店、セカストだ。
店内の店舗案内のポスターに気付いた裕司は
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