6/2 作品には活かせるかも?だけど

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6/2 作品には活かせるかも?だけど

先日勤め先の中学校に行ったら、机の上に広報に載せるためのアンケートにご協力を、と言うプリントが置かれてまして。 記名してしっかり書かないといけない類いのものだったんですけど、その用紙の最後の項目が「中学生生活のなかで記憶に残っていることはなんですか?」でした。 で、考えた。 別に部活もそんなに入れ込んでいたわけではありません。 小学生の頃から好きだった男子が同じテニス部にいましたが、サボり魔な人だったのでコートにはほぼいませんでしたし。 じゃあ部活云々(うんぬん)抜きにして、恋愛に夢中だったかというと…確かにそれはそうなんですけど陰からこっそり想い人を見つめているだけで行動に移したわけでもなく――。 そんなあれやこれやを色々思い浮かべていたら、そう言えば2年生の時の担任の先生が野外活動の時、不真面目だったクラスの男子達にブチ切れて「わしゃーのぉ、教師辞めても食って行けるんじゃぁー!」って絶叫してたなぁって思い出して。 「わしは女子には腹立ててないんじゃ」って言いながら、何故か女子も男子と一緒に先生の雄叫び混じりのお説教を聞かされたんですよね😅 それがすごく色濃く残っている記憶で、何なら脳内で先生の声も再生できちゃうくらい。 うん、これが私にとってのピカイチ記憶に残っている中学時代の思い出だ!って思ったんですけど…広報に載せる内容としてはアウトだな、と。 で、さらに記憶を探るとですね、3年生の時の担任の先生が、受け持ちの数学の授業のときに「すまん。わし、今日すごい2日酔いでしんどいんじゃ。プリント配るけぇそれで自習してくれんか?」と言って、プリントを配り終えるや否や、教室の出窓にゴロンと横たわって。 「授業終わったら起こしてくれ」って言ったなぁって思い出しました。 うん、あれも印象深かったなあって思ったんですが…やっぱり広報に載せられる内容じゃない。 その後も、小説のネタにはなりそうですが、広報のアレコレには書けないよねと言う〝恩師絡みの〟エピソードばかりが思い浮かんでは消えていく残念な脳みそで。 結果「個性的な先生方がたくさんいらしたことが一番記憶に残っています」とめちゃくちゃぼかした内容を書いて提出しました😅 あれだったら、嘘でも「部活に懸命に取り組みました」とか「好きな男の子に夢中な3年間でした」とか書いた方が良かったかも、と提出後にふんわり思ったりしました。 そういう思い出のエピソードなど、たまに小説にちらりと散りばめたりしていますが、きっとクリエイターの皆さん、多かれ少なかれそんなのありますよね?と思ったりしました。 ここに書いたことがいつか小説に出てきたら「あ」って思ってください(笑)。 (2021/06/02)
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