364人が本棚に入れています
本棚に追加
シャツを捲りあげて、悠の指先が背中に触れると花の体がピクっと揺れる。
「ん……」
悠の指先が遠慮がちに背中に触れていく。
「ブラの……外し方分かる? 」
「……分からない」
キスの合間の会話は吐息混じりで、興奮度が増していく。
「……ホックがあるから両手で外してみて」
「うん」
悠はぎごちない手つきでホックに手をかける。力を込めたことが腕の振動で伝わった。
「重なって引っかかってるから……」
「あ……うん。あ……分かった」
はらりと外されたブラジャーを花は腕を抜いて外していく。
「……まだ恥ずかしいから服の中に手を入れて触って」
「……うん」
花の言葉に悠は素直に従う。離れていた唇が早く触れたくて、花たちはまたすぐに唇を重ねた。唇は触れたまま、花のお腹の辺りから撫でるように服の中に手を入れる。
「あっ……悠……」
「ん? 」
「くすぐったい……もっと」
「……もっと? 」
「ちゃんと……触って」
「……何それ……えっち」
「ん……」
「……こう? 」
指先が胸の膨らみに触れる。
「花……すっごい柔らかい」
「んっ……あっ」
悠の長い指が乳房を包み込んで、確かめるように指先が先端に触れる。待ち望んでいたような刺激に花の声が漏れる。
「ここ……気持ちいいの。かたくなってきた」
「や……言わないで」
悠が服の上から乳首を指先で触る。指先で撫でながら、悠は舌を出し、服の上から乳首を舐めた。最初はまだ馴染まない生地の硬さがあって、舌が愛おしそうにそれを繰り返すと悠の唾液で丸くシミをつくる。
「んっん……あ……悠……」
「……気持ちいい? 直接舐めてもいいの? 」
花は静かに頷く。キスをしながら花の白いトップスをめくり上げると、悠は顔を少し傾けて花の乳首を舐めた。
「あ……んっ」
ゆっくりと舌を出して遠慮がちに舐める悠に花は体をよじらせる。
「あっ。もっ……もうちょっと……そっそんなに……そんな……優しくしないで……」
優しすぎる唇に身体が焦れて、悠のシャツをぎゅっと掴む。
「んー? わがままだなぁ花は」
悠は嬉しそうに笑う。
「ん……やっ。悠わざと……? 」
花の言葉を待たずに、悠は花の乳首を口に含む。くちゅくちゅと舌と唇が音を立てて、さっきまでの優しい舌は姿を消した。
「あっ。ん……あっあっ」
「ここ……すっごい硬くなってる。気持ちいいの? ……言ってよ」
「そんなの……言えない……」
「言ってくれなきゃ分からないでしょ? 俺……未経験なんだから」
「……本当に未経験なの? 信じられな……」
悠はキスで花の唇を塞ぐ。頭を押さえつけて、優しくない荒々しいキスに花も応える。悠は花を抱き上げてベッドに押し倒した。
最初のコメントを投稿しよう!