好奇心がいっぱい

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ベッドに横になった花の服をめくって、胸への愛撫を濃密にしていく。 「あ……あ。ん……ゆ……悠……気持ちいい……」 悠はワイシャツのボタンを外しながら、花に覆い被さるように花を抱きしめてキスを繰り返す。 「他のところも……触っていい? 」 「……最後までするの? 」 「したくない? 」 「したいけど……でも悠……仕方……分かる? 」 返事はないまま、悠はキスを繰り返す。 「……分からないのね? 」 「分からんな」 そう言って、シャツのボタンを外し終わった悠はワイシャツを脱いで床に落とす。色白で細い筋肉質の体。セックスのやり方も分からずに服を脱ぐ男。 「……そう」 花は一言だけ返した。 「まぁ……女の悦ばせ方くらい男の本能で分かるさ。花……」 花の唇に悠は顔を寄せる。 「……ゆ……グゥー」 「えっ?! 」 花のお腹から大きな音がして、悠と花は顔を見合わせる。花はバッと顔を押さえて、耳まで真っ赤にした。 「あははははは。腹ペコだ」 悠はベッドに倒れ込んで、お腹を抱えるように笑い転げる。 「もー。笑いすぎっ。もう! だからさっきご飯食べようって言ったのに! 」 「あははははは。ごめん、ごめん。さっきは怒らせちゃったかなって思ってさ。ごめん、ごめん。ちゃんとご飯食べさせてあげれば良かったな」 「もう! 笑いすぎっ。悠のバカっ」 「あーあ。良いところで。ウケるなぁ。確かに何にも食ってなかったもんな。あー笑った」 「はぁーもうやだ……」 花はベッドで体を丸めて自己嫌悪に陥る。 「まあ、そう落ち込むな。俺もこの先のやり方が良く分からなかった」 悠は慰めるように花の背中をぽんぽんと叩く。 「はぁ? えっ? 何か女の喜ばせ方がどうのとか偉そうなこと言ってなかった? 」 「本能で分かるとは言ったけど、まぁ……分からんな」 悠はベッドであぐらをかいて偉そうに腕を組む。 「はぁー。もう何よそれ。はぁ」 「あはは。まあ、とりあえず飯でも食うか。明日までまだまだ時間はたっぷりある」 悠は花の頭をポンっと撫でて、笑いながらテーブルへ歩いていく。
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