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「俺のお誘いを受けてくれてすげぇ嬉しい」 『あはは、取り敢えず行きますか?』 これまで何度か誘われてて、みっ君さんと2人で飯に行く事になった 取り敢えず何回か会ってみろって颯太に言われたからお誘いを受けてみたけど…… 「3回目の飯だなー、けど2人は初めてだから超嬉しい」 『だからみっ君さんチャラい……』 だけど彼と話す事に大分慣れて来ていた 向こうが良く喋ってくれるから楽と言うか何というか 「折角奢りだって言ってんだからもっと良いもん食えば良かったのに」 『だからこそですよ』 食いに連れてって貰ったのは初めてみっ君さん達と行った前と同じラーメン屋 『俺麺類好物なんで!』 「麺類だったら何でも?」 『はい』 「んじゃあ次は俺おすすめのパスタ連れてってやるよ。パスタも麺類だからいいよな?」 『確かに麺類だけど……まぁでもパスタも好きです』 「よし任せろ」 車に乗り込みまた駐車場で軽く雑談 本当色んな話題を振ってくれるから話が尽きない 「そーなんだ。憂君はオタクかぁ〜」 『俺かなりインドアですよ』 「俺んちプレ7あるけど……」 『え!?本当ですか!?』 プレ7…… ゲーム機最新の本体だけど定価が10万ぐらいするからとてもじゃないが買えなくて諦めていた 「そっかそっか。んじゃあ何かソフト見に行くかー」 『え?』 そう言って向かった先は古本屋 「値段変わらねーんだったら新品がいいよな」 『あの……』 「憂君的にはどのゲームがおすすめ?本体買ったはいいけど俺こういうの疎いから良く分かんねーんだよな」 『俺的にはRPGですけどみっ君さんならこれがいいんじゃないですか?友達多そうだし』 「パーティ系?まぁどうせなら憂君と一緒にやれるやつがいいよな」 『ん?』 「これなんかどう?」 『ドラハンですか?いいですね!俺アプリ版しかやった事ないです!』 「これ今CMとかで話題だよな。んじゃあこれやるか」 そう言い、みっ君さんは新品のゲームソフトを購入した ……ん? ちょっと待て これはみっ君さんちに行く流れになっているのでは? と今更気付く俺だった .
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