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『お邪魔します』 「まぁ適当に座っててよ」 彼は結構いい所に住んでいた アパートだけど外観も小洒落てるし部屋の中も広い だけど生活感が全くない部屋だった ……あ!あれは!まさしくプレ7ッすげぇ! 『因みに何のゲームしてたんですか?』 「ドラドラの不思議なダンジョンってやつ」 『知ってます!俺前作やってましたよ』 「マジで?本当ゲーム好きなんだなぁ」 『あはは』 早速さっき買った新品のソフトを開け中身を入れ替えた おおっ流石最新機種!全てがすげぇな もう一つのコントローラーを渡して貰いゲーム開始 「チュートリアルから2人で出来るゲームってすげぇな。ってか操作難しそうだな」 『そうですね』 「ああっ!やられた!!なんだよこいつすげぇ強ぇえ!」 『あっ!俺もやられた!』 「こりゃ慣れだな。まぁでも面白ぇーな!人気なのが良く分かるわ」 『練習あるのみですね。もう一回やりますか』 「おー」 それから2人で何度か同じドラゴン退治に行ったけどいつも返り討ち だけど、ギリギリの所で倒す事が出来たんだ 「憂君超上手いな!流石オタク!何さっきの動きどうやったの!?」 『LとRを同時に押してXを押すと出来ますよ。探りながら押してたら出来ました!』 「すげぇな!そんなのチュートリアルになかったぞ」 『あはは……』 「はぁ、ちょっと休憩だな。真剣にやったら疲れちった」 『そうですね』 コントローラーをテーブルに置き一息ついた 「飲む?」 『じゃあ1本だけ……ってお酒ですか?』 「俺んち酒か水しかねーんだよ。あ、そうか……俺まで飲んじまったら憂君送れなくなっちまうな。今からコンビニ行く?」 『じゃあ水で』 「了解〜」 それから水を貰い、視線を感じたから見てみるとみっ君さんが俺の事をじーっと見つめていた 『……何ですか?』 「ん?憂君観察」 『やめて下さいよ』 「照れんなって」 『照れてませんよ。ただそんなジロジロ見られると気まずいじゃないですか』 「意識してくれてんの?」 『え?』 さっきよりもみっ君さんとの距離が近くなった こ、これはもしかして…… 『……あのっ』 「ん?」 俺の頬に触れるみっ君さんの胸を押した 「……ダメ?」 『や、俺そんなつもりじゃ……』 「本当可愛い反応するなぁ、マジで何もした事ねーんだ?」 『…………』 「初キス、俺が貰っちゃうね」 『え?……!』 顔を上げられた瞬間、俺の唇にみっ君さんの唇が重なった .
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