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バイトが終わりそのまま颯太と一緒に飲みに行く事になった
何だかんだと俺の愚痴に付き合ってくれる優しい友人。口悪いけど
「お疲れーっ」
『お疲れさーん』
賑やかな店内テーブル席に座り早速乾杯
「取り敢えずみっ君さんから何て来てるから見るだけ見てみろよ」
『んー……』
「時間が経てば経つ程気まずさは増すばっかだぞ。それにいつまた店に来るか分かんねーし。それに悪い人じゃなさそうだし連絡だけしてみろよ」
『まぁな……』
「っつーかそうやってぐるぐるしてる時点でお前みっ君さんの事かなり意識してんじゃん」
『え!?』
「そうか、遂に憂にも好きな男が出来たか……ようこそ俺達の世界へ」
『いやいや本当意味分かんねーから。一体何がどこでそうなったんだ?しかも俺達の世界って何だよ』
「同性愛?」
『はぁ……もう何でもいーや。取り敢えず颯太の言う通り気まずくなるばっかだし適当に返信するよ』
そう言って携帯を出し来ていた内容を見てみる事に……
内容はやはり全て謝罪文だった
取り敢えず無難な言葉だけでも返信しておくか
こちらこそ勝手に帰ってすいません。
気にしないで下さい。っと……
「返事したか?」
『うん。取り敢えず送ったけど……』
「よしよし偉い。っつー事でこれから人数増えるけどいいか?」
『え?』
「や、今司さんから連絡あって……」
『司さんって?』
「この間みっ君さんと一緒に飯行った時来た人!何だっけ?お前がゲロった司さんを介抱したとか……」
『ああ、あの人か。え?来んの?』
「ダメか?」
『や、別にいいけど……まさかみっ君さんは来ねぇよな?』
「ちょっと電話してみる」
そう言い携帯を耳に当てる颯太
どうやら司さんって人といい感じらしい
「……うん。大丈夫みっ君さんは今日仕事だって。その代わり違う人が来るっぽい」
『違う人?誰だろ』
「さぁ……なんて言ったっけ?勝哉?お前知ってる?」
『勝哉さん?知ってる知ってる!超恐い人!』
「ええっ!」
良かったまだ知ってる人で
これで全く知らない人が来たら帰ろうかと思った
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