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「あ?何だお前」 暫くするとやって来た勝哉さんと司さん 「お疲れっす。どうぞどうぞ」 対面していた颯太が俺の隣に移動し、次はヤンキー2人組と対面する事に…… 「今日みっ君来れなくて残念だな」 『え?』 「憂君だっけ?最近みっ君とどうなの?」 いきなり司さんに痛い事を聞かれた 『ま、まぁ普通ですかね』 「この間2人で飯行ったんだろ?あいつすげぇ浮かれてたから」 『あーはい。行きましたけど……』 「けど?」 助けて颯太 「あ、それより2人共生でいいっすか?」 「ああ、うん」 「おー」 颯太が俺達の会話に割って入ってくれた あ、そう言えばこの司さんって人といい感じなんだっけ? 「何だ?とうとうヤられちまったか?」 『は、はぁ!?』 いきなり勝哉さんにそう聞かれた な、何て事聞くんだこの人は! 「違いますよ!キスされて逃げたらしいです。あ、俺颯太って言います。宜しくっす」 「おー」 さり気なく自己紹介 流石颯太ヤンキーに慣れてる 「キスで逃げるって……まぁ憂君超純粋そうだもんなぁ」 「そうなんスよ司さん。こいつまだ恋愛経験0男で……」 「マジで?じゃあ初キスだったんだ?それで逃げたって……んじゃあ最近みっ君と普通じゃないじゃん」 『あはは……すいませんつい』 そりゃ気まずいです。だなんて言えないし 「まぁみっ君チャラいからなぁ〜!」 「だから言ったろーが。っつーか何かあったら連絡して来いっつっただろ」 『すいません』 「え?何?勝哉もそんな感じなの?」 「はー?」 俺と勝哉さんの会話に司さんが反応した 「ちげぇよ!あんなチャラ男に食われる真っ新君が可哀想だと思っただけだっての」 「へぇ……」 「あ?」 「まぁ勝哉はこんな強面のくせに実は優しいからなぁ……ふーん」 「何だてめぇうぜぇな」 「まぁまぁ取り敢えず乾杯しましょ!」 それから酒を飲みながら4人で雑談 って言っても相変わらず俺は話を聞いてばかりだったけど 相槌打って飲んで笑ってまた相槌打ってまた飲んで………… 「憂、大丈夫か?顔真っ赤だぞ」 『大丈夫大丈夫。ちょっとトイレ』 フラフラと立ち上がりトイレに向かったけど……おおっ足元がフラつく。ちょっと飲み過ぎたな 『颯太、ごめん俺そろそろ帰る』 「大丈夫か?タクシー呼ぶか?」 『や、今車に乗ったら吐きそうだから酔い覚ましに夜風に当たりながら帰るよ』 「仕方ねーな。すいません、俺ちょっとこいつ送って行きます」 そう言って立ち上がろうとした颯太を勝哉さんが止めた 「あ?んなら俺が連れてってやるよ」 「え?ですが憂んち……」 「こいつんちなら大体分かってんよ!俺んちの超近所だからな。ついでに俺もそろそろ帰るわ!」 「えっそーなんですか?」 「じゃあ憂君は勝哉に頼んで俺達はどっか行く?」 「行きます!」 「よし決まりだな。じゃああと頼むな」 「勝哉さん憂を宜しくお願いします!」 「あーはいはい」 …………ん? 何故か勝手に話が進んでるような気が…… まぁいっか .
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