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「飯飯〜って汚ねぇ！！」
部屋の奥に入ると勝哉さんはそう言った
「ワンルームのくせに汚過ぎるんだよ！何だよこの汚部屋は！！っつーかテーブルの上のもんさっさと退けろ！」
『は、はい！』
いきなり怒られ急いでテーブルの上のごちゃごちゃした物を退けた
って言っても床に置き直しただけだけど
「ちっ仕方ねーな……ああ？冷めちまってるし。おい！これチンしてくれよ」
『え？』
そう言い袋ごと渡された
『えっと、どれをチンですか？』
「全部だよ全部！！見りゃわかんだろが！」
そ、そんな怒鳴らなくても……
言われた通り一つひとつ温め直しテーブルへ運んだ
「よし、食おうぜー」
『え？俺もですか？』
「どう見たって２人分だろが。アホな事言ってねーでさっさとフタ開けろっての」
アホ……
そしてタイミングよく鳴る俺の腹
でもありがたい。この雨の中買い物に行く気にもならなかったから冷蔵庫はからっぼだ
『じゃあ……いただきます』
「おー」
そして俺は勝哉さんと一緒に弁当を食す事に
『あの、何故俺んちに？』
食い終わってから聞いてみた
「あ！？来ちゃいけねーか！？」
『いやいやそんな訳じゃないですけど……せめて来る前は連絡欲しかったです』
「何だ？まさかマスかいてる最中だったか？そりゃ邪魔して悪かったな！」
『なっ！！そんな事してませんってば！！来るの分かってたらもう少し部屋綺麗にしてましたよ！』
「ったくチェリーのくせに。どっかにAV転がってねーか？」
『ありませんよ！』
「ああ？嘘つくんじゃねーよ！」
『いや、本当に持ってないんですよ』
「ああ、携帯派かお前。まぁタダで見れるサイトあるしな」
『いやいやいや……』
って事は勝哉さんはノーマルか
普通に女の子が好きなんだな……って何思っちゃってんだ俺
颯太のせいだ
『あの……』
「何だ？」
『勝哉さんは普通に女性が好きなんですよね？』
「ああ？何で？」
『や、みっ君さんはバイだし司さんもそっちっぽいし……AVの話するんで勝哉さんはノーマルなのかなって思って』
「俺か？AVは男だったら誰でも見るだろーが」
『そうなんですか？』
「はぁ、これだから何も知らねーチェリーはよぉ」
チェリーチェリーってさっきから……
チェリーの何が悪い！？
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