101人が本棚に入れています
本棚に追加
/97ページ
昼間は年寄りと学生ばかりだから凄く平和だ
だけど機械操作の説明やら毎度毎度させられるから若干だるい時があるけど、夜に来る客よりは数倍マシだ……
「昨日の夜はマジで大変だった。ゲロ祭り」
『うわぁ……』
俺が働き出して数ヶ月後に俺の紹介でこの店の従業員として入って来た俺の友達、名前は颯太
「いや、マジでやばかった。トイレ掃除行ったら洗面台がすげぇ事になってて……詰まってて流れねぇーししかもそんな時に限ってオーダーが次々入るし地獄だった」
『良かったー俺昨日早番で。あーだから朝トイレチェックした時若干臭かったんだ』
「今日は暇であって欲しい。マジで」
遅番の颯太と入れ替わりで早番の俺は退勤
「なぁ憂、お前来週ここ代わってくれねぇ?」
『ん?水曜?別にいいけど』
「サンキュー!俺この日どーしても外せねぇ予定があってだな……」
『合コン?』
「男4人でな」
『何だよそれ合コンじゃなくてただ遊びに行くだけじゃねーか!』
「違ぇ!お目当ての人が来るんだよ!!」
『ああ、男な』
そう言えば颯太は同性愛者……
成る程、颯太からしたらある意味合コンになるんだな
「お前も早く相手見つけろよ」
『いらねーよ。俺は今が一番楽しいんだ』
「負け惜しみめこの童貞野郎」
『うっせーな』
恋愛経験0な俺を馬鹿にする颯太
ちくしょーてめぇも童貞のくせに
童貞だよな?
同性愛者だけど颯太は一体どっちなんだ
.
最初のコメントを投稿しよう!