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みっ君さんの事に関しては忠告として受け止めておこう
その後、勝哉さんは俺の部屋からゲームソフトを何本か借りると言い持って帰ってしまった
まぁやり終えたやつだからいいんだけど……
俺みたいな根暗が超ヤンキーとゲームの貸し借り
そう考えると何だか不思議な感じがしてたまらなかった
今まで関わった事のない感じの人だから特に
だけど、見た目が不良なだけでいい人って言うのは良く分かった
これまでそう言った人種は関わる事がなかったから見た目だけで判断しちゃって、皆んな周りに迷惑ばかり掛ける屑なんだと思っていたのを深く反省
見た目だけで判断してた俺の方が屑だよな
でも皆んな強引と言うか積極的と言うか……
次の日も雨だった
そのせいか店も暇でやる事も特になくただぼーっとしながら店内に流れる歌をずっと聞いていた
たまに自分の好きな歌が流れるから嬉しい
好きな歌を仕事中に聞けるって本当最高
事務所の中に籠りこの日は携帯ゲームばかりしていた
店長と2人だけどやる事がなければ携帯を触っていても何も言われない
本当最高の職場だと俺は思っている
「もうすぐ遅番の子達が来るからストックだけあるか確認しておいて」
『了解です』
夜の客に備えてフードチェック
酒が出ると必ずアテの注文があるから昼の間に用意しとかねーと
って言ってもグラム測って袋に入れるだけの超簡単作業
ああ、これもなんて楽勝なんでしょう……
だけど本当に忙しい時はこの作業がクソ面倒臭いんだ
それから遅番の人が来て俺は退勤
店を出て帰ろうとした時、あの人から電話が掛かって来たんだ
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