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俺の初交際がスタートした まぁ相手は同性なのだが…… 生まれて初めての交際相手が男って…… だけど恋愛に性別は関係ねぇ!と言う颯太のアドバイスを胸に俺はみっ君さんと言う人物の人間観察をする事に 取り敢えず付き合ってみたのはいいものの、実際には何をどうすればいいのかさっぱり分からないし普段通り連絡を取り合ったりしてるぐらいで…… 「……何か考え事?」 『え?』 一緒にまた飯を食ってる最中みっ君さんにそう聞かれた 「いつもよりぼーっとしてるから」 『俺いつもぼーっとしてますか?』 「うん」 『え!?マジですか?』 「嘘うそ。今日はいつも以上かな」 や、嘘になってませんから 「何か悩み事でもあるのか?良かったらお兄さんに話してみろよ」 『お兄さんって……』 「あ、それだったらダメだな。兄弟じゃなくて恋人だし?」 『…………』 恋人と言うフレーズに顔が急に熱くなった 「顔真っ赤。可愛いなー……で?どうしたんだ?」 『いえ……あの、俺達って付き合ってるんですよね?』 「そうだけど?」 『ごめんなさい俺、付き合ったはいいんですけど何をすればいいのかさっぱり分からなくて……』 「別に普通にすればいいんじゃね?憂君は真面目だなぁ」 『え?』 「俺がいない時は寂しくなったり会いたいなぁって思ったりする?」 そう聞かれまた考え込んでしまった みっ君さんがいない時…… 『……ちょっと寂しいような気はします』 「ははっちょっとだけか。成る程成る程……まぁ全然よりかはいいか」 『え?』 「なぁ、今日俺んち来ねぇ?」 『…………』 恋人の家に行く それがどう言う意味なのかそれも颯太から言われた 少なくともキス以上の事があってもおかしくない…… 「や、無理しなくていいからな?こうして外で会うだけでも今は満足だし」 『……いいですよ。行きますか?』 みっ君さんと言う人間を知る…… その為には自分から歩み寄る事も大切なんだと思う 色んな意味でドキドキするけど .
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