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それから数え切れないぐらいみっ君さんとキスしてしまった あれがディープキス…… あんなに気持ちいいものだなんて知らなかった 「……で、それ以上の事はしないで普通に帰って来たと?」 『うん』 「すげぇなみっ君さんよく我慢したな」 『へ?』 颯太とシフトが被っている日、俺はみっ君さんとの話をした 「や、それで我慢したみっ君さんマジですげーよ。本当にチャラ男だったらそのまま押し倒してヤッてんだろ」 『ヤッ……え、やっぱその流れってそうなるのか?』 「当たり前だろ!……チャラかったら特に」 『じゃあみっ君さんは実はチャラくない?』 「んー……」 結局わからんのかーい 『そう言う颯太はどうなんだ?あの人は?司さんは?』 「あー……うん」 『何?』 「この間ヤッた」 『ええ!!?……って事は付き合ったの?』 「いいや付き合ってねぇ」 『ああ!?』 何と言う事でしょう! 実は一番身近にいる奴はチャラかった! 「いやいやいや付き合ってないのにヤるって事自体は別にチャラくねーから」 『破廉恥!!』 「まぁ考え方は人それぞれだけど……俺は破廉恥じゃねえ!体から始まる恋だってあるんだよ!」 『……そーなの?』 「だから人それぞれだって」 『……因みに男同士ってどうやってすんの?』 「ちょっと待て」 周りをキョロキョロ見渡し、近くに客がいないのを確認した颯太は携帯を取り出した 「見りゃ分かる。ほれ」 『ん?』 『…………ッッ』 そしていきなり見せられた動画を見て俺は愕然とした 「分かったか?こうやるんだよ」 『マジで?ってかお前何でこんなサイト知ってんの?』 「細かい事は気にすんな」 『因みに颯太はどっちなの?』 「んな事聞くな!……けど憂は確実に受けだよな」 『受けって……入れられる方だよな?』 「みっ君さんは明らかに攻めだろ」 『……マジか』 「ま、みっ君さんなら慣れてそうだし大丈夫だろ!安心して身を委ねな!」 『…………』 慣れてるって…… それはそれで何かヤなんだけど だけど付き合ってるんだしいつかはみっ君さんと…… ダメだ想像出来ねぇ!! .
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