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「ふーん……んじゃあもうやる事やったんだな?」 『や、やってませんよ!』 「んじゃあ次会う時確実に食われるな」 『食われるって……』 もう少しマシな言い方出来ないのか? 「何だよ、んじゃあお前何ノコノコ俺んち来てんだよ」 『え?』 「彼氏いやがるくせに他の野郎んちに来やがって……」 『や、友達?の家に遊びに来ただけじゃないですか。それに勝哉さんはみっ君さんとも友達ですし何も問題ないのでは?』 「分かってねーな、流石チェリー君だな」 だからそれ関係ないってば 「今お前が俺んちいるのあいつに言ってんのか?」 『いえ……みっ君さん仕事中ですし』 「危機感ねー奴だなお前」 『危機感?何でですか?』 「はぁ……まぁ仕方ねーか。真っ新君だし」 『何ですかそれ』 「しかしお試しねぇ……随分と都合がいいこった」 『え?』 「俺は忠告してやったからな!泣くんじゃねーぞ!」 『みっ君さんの事嫌いなんですか?』 「俺だったら絶対付き合わねぇなあんな奴」 本当仲が良いのか悪いのか分からない この日は前みたいに一緒にゲームばかりしていた そして結構いい時間になりそろそろ帰ろうとした時みっ君さんから着信が…… 「出ろよ」 『え?いいんですか?』 この間は出るなと俺から携帯を取り上げたのに今日は出ろと言う勝哉さん 本当この人よく分かんないな 取り敢えず言われた通り電話に出ると、いつも通り元気なみっ君さんの声が聞こえた 〈今休憩中!っつーか煙草吸いに来てるだけだけど。憂君今何してんの?またゲーム?〉 『お疲れ様です。確かにさっきまでゲームしてましたよ。実は今勝哉さんちに来てて……』 俺がそう言うと、みっ君さんの口調が変わった 〈……は?勝哉んち?何で?〉 『暇だからって呼ばれて……』 あれ?何か怒ってる……? 〈ふーん……まぁいいや、勝哉今そこにいる?〉 『いますけど』 〈ちょっと代わってくんねー?〉 『分かりました』 そう言われそっと携帯を勝哉さんに差し出すと、勝哉さんは面倒臭そうに受け取った 「知るかそんなもん!!!」 何か話しているかと思っていたらいきなり勝哉さんがそう怒鳴り声を上げた な、何だ急に!? .
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