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急いで座るスペースを作りみっ君さんを安全地帯へ や、本当凄まじい散らかり具合なんだ 「憂君ゴミぐらいちゃんとゴミ箱に入れよーぜ」 『すいません、どうしても投げる癖が抜けなくてですね……』 投げて入らなかったゴミがゴミ箱の周りに幾つか落ちたままになっていた また拾いに行くのが面倒臭いんだ…… 『あの、俺風呂だけ先入って来ていいですか?』 「風呂?一緒に入っちゃう?」 『へ!?』 「冗談だって。いいよ、行って来な」 クスクスと笑いながら携帯を弄るみっ君さん 勝哉さんと言いみっ君さんといい……本気っぽい冗談をマジな顔して言わないで欲しい それから急いでシャワーを済ませ再び部屋へ 「濡れ髪憂君可愛いな」 『いやいや……』 「今日泊まってっていー?」 『へっ!?』 「嘘嘘。ちゃんと帰るし」 『もう……本当本気なのか冗談なのか分かりませんってば』 「流石に泊まるには部屋汚過ぎるなー」 『ごめんなさい』 ズバズバとはっきり言われてしまう始末 確かに人が泊まれるような部屋ではない 「じゃあ逆に憂君が俺んち泊まりに来る?」 『え?』 「明後日から連休だから……憂君は?」 『明後日から……ちょっと待って下さい。えーっと』 シフト表を出し確認してみるとなんと偶然にも明後日から俺も連休になっていた 「決定な?」 『…………』 横からシフト表を覗いてきたみっ君さんはちゅっと俺の頬にキスをした .
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