48/51

101人が本棚に入れています
本棚に追加
/97ページ
その後お風呂を借り部屋着に着替えてみっ君さんのいるリビングへ みっ君さんちの浴室……そこも凄く綺麗だった ズボラな俺んちの浴室は水垢まみれでボトルの底なんか常にヌルヌルしてる事が多いのに 「来た来た濡れ髪憂君」 『や、楽しみにしてないで下さいよ』 「いーだろ別に。んじゃあ次俺シャワー行ってくるわな」 『あ、はい』 続いてみっ君さんも浴室へ…… どうしよう その時が刻一刻と迫っている それなりに覚悟して来たつもりだけど時間が経つにつれどんどん緊張してきた みっ君さんがシャワーをしている間にネットで調べまくる俺 だけど、出てくるものは全て生々しくてグロテスクで…… 吐きそうになり検索断念 大丈夫、落ち着け 必ずしもそうなるとは限らない 大丈夫大丈夫…… その行為に興味がない訳ではない 本当に未知だらけだから色々不安で 大丈夫、みっ君さんと俺はちゃんと付き合ってる お試しだけど…… それに俺自身みっ君さんの事がもっと知りたいと思っている それから暫くしてみっ君さんが浴室から出て来た 「お待たせ」 『…………』 初めて風呂上がりのみっ君さんを見た瞬間ドキッとしてしまった 本当に格好良過ぎる そしてみっ君さんは俺の頬を撫で、優しくキスしたんだ 「ベッド、連れてっていい?」 『…………』 返事をする前に抱き上げられ俺はそのまま寝室へと連れて行かれた 『…………』 優しくベッドへと下ろされた俺は全身ガッチガチになっていた 「嫌なら嫌って言った方がいいぞ?」 『えっと……』 「お試し期間なんだし気にしなくていーよ。始まったら途中で止めれるかわかんねーし」 『…………』 どうしよう 『…………っ』 頭の中でごちゃごちゃ考えていると突然唇を重ねられた 『んんっ』 深くて気持ち良いキス…… ! 手、手が俺の服の中に……ッ 一瞬体がビクッとしたが、俺はそのまま彼のキスに応えたんだ .
/97ページ

最初のコメントを投稿しよう!

101人が本棚に入れています
本棚に追加