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次の日の昼間、携帯ゲーム機の調子が悪かったから購入した電化製品屋に訪れていた 保証期間内だし無料で修理出来るはず…… 修理の依頼を出し返って来るのは早くて1週間後 それまで違うメーカーのゲームをして我慢だな そんな事を思いながら店を出てついでだから本屋にも立ち寄り1人でブラブラ みっ君さんに電話しようと思ったけど昨日の夜仕事だったしきっと今寝てるだろうし…… 睡眠の邪魔を妨げてはいかん。寝不足は不健康の元だ これと言って目ぼしいものもなく何も買わずに外へ…… 腹減ったし久しぶりに一人飯でもして帰るか そう思い近くにあった飲食店に入った 贅沢にもテーブル席を1人で独占 まぁ他に空いてる席沢山あるしたまには良かろう それから定食を注文し、携帯画面を見ながら食っていると店に入って来た客達にふと目がいった ! みっ君さんだ! そう分かった瞬間顔を下に向け思わず隠れるような素振りをしてしまった や、本当咄嗟に…… 何故か知っている人が来たら隠れてしまうこの謎現象 何もやましい事なんかないのに本当不思議だ みっ君さんは友達らしき人達と来ていて、俺から少し離れた席に座ったんだ 『…………』 良かった、こっちには気付いてない みっ君さん寝てなかったのか だけど店を出る時気まずいな…… そんな事を思いながら目の前にある飯を食す 「そういや前に付き合ったって言ってた子とはどーなったんだ?まだお試しで付き合ってるんだっけ?」 「ん?ああ……」 みっ君さん達の会話が聞こえて来る 「何もかも初めての子だから本当苦労してる。俺マジ欲求不満」 「まだヤッてねーの!?そら欲求不満にもなるわな。セフレは?」 「んー久しぶりに連絡してみよっかな」 「しろしろ、溜め過ぎは良くねーよ」 「けど浮気になるんじゃね?」 「まだお試しなんだろ?ちゃんと付き合ってる訳じゃねーし大丈夫だろ」 「……そうだよな」 『…………』 聞こえてしまった彼らの会話の内容に、俺はかなりショックを受けてしまったんだ セフレ…… .
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