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『お邪魔します』 「おー」 いつもの物を買って来て勝哉さんちに上がらせてもらった 久しぶりに来たが全く変わっていない部屋の中…… 「取り敢えず飽きたから返す」 『え?もういいんですか?』 「おー」 貸していたゲームが俺の元へと帰って来た 「取り敢えず飯だ飯!早く出せよ」 『え?ああ、すいません』 ガサガサと袋からコンビニ弁当を2つ取り出し他にも様々なつまみを並べた 「で?初体験の感想は?」 食い終わった後いきなりそんな事を聞かれた 『はい!?』 「遂に処女紛失したんだろ?」 そう言われ急に顔がカーッと熱くなった 『してませんよ!!』 「え、マジで?」 『……途中までしか』 「ああ?何でか説明しろ」 説明しろと言われても…… 何で俺の性事情をこの人に説明せねばいかんのだ 「あのクソ手ぇ早い奴がまだヤッてねー訳がねぇ。白状しろ」 『や、本当してませんから!……と言うより出来ないんですよ』 「ああ?」 『痛過ぎて……』 結局言ってしまう俺 まぁ最後までしてないんだし痛いのは仕方ない事だからまぁいいや 「ふーん、だからか」 『え?』 「この間あいつが他の野郎といるの見たからなぁ」 『この間?』 勝哉さんとみっ君さんは友達同士 きっとセフレの存在を知ってるんだ だけど…… 『普通に友達じゃないですか?みっ君さん知り合い多いですし』 「普通のツレとラブホなんかにゃ入らねーだろ」 『ラブホ……』 「何だ?反応が薄いな。知ってたのか?」 『や、たまたまそう言う会話をみっ君さん達がしてたのを聞いちゃって……やっぱりいるんですね。セフレ』 「最近は知らなかったけどな。まぁラブホ入ったっつー事はそうじゃね?」 『…………』 「お前まだあいつと付き合ってんの?」 『あ、正式にはまだ……それを今悩んでて』 「まずお試し期間中にセフレとヤってる時点でアウトだろ」 『ですよねー……』 いつその現場を目撃したのかは知らないけどきっと1回ではない お試しだけど、みっ君さんは俺と付き合っている間自分の欲求をセフレで発散していたんだ 俺がいつまで経っても出来ないから .
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