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家に帰って来てから涙がポロポロと目から溢れ出て来た
初めて付き合った人に裏切られた……
今思うと本当何の為のお試し期間だったんだろう
いや、お試し期間だったから逆に良かったのかも知れない
縋り付くぐらい好きになってから浮気されたら俺本当立ち直れなかったかも
「マジか」
『うん』
後日、俺は颯太んちに行き色々報告
颯太にはちゃんと話しておかないと……
「んーそれはみっ君さんが完全に悪いな。お試しとは言え付き合ってる最中だし」
『うん』
「考え方の違いだな。確かに所詮セフレはセフレだけどそれなら完全にフリーの時に会えって感じだし」
『うんうん』
「ましてや憂は何もかも全部初めてだった訳だし」
『うんうんうん』
「良かったな最後までやらなくて」
『や、最後まで出来なかったからみっ君さんはセフレと会ってたんだろ？』
「いや分かんねーぞ。色々摘みたいタイプなのかも」
『超タチ悪いじゃん』
「まぁ確かにみっ君さんはかなり格好良いけど……チャラ過ぎたらダメだよな」
『うん』
「憂、どんまい」
『はぁ……』
本当にショック過ぎる……
「だけど何だかんだ勝哉さん優しいな」
『そーかな』
「初めからみっ君さんの事忠告してくれてたんだろ？それに何やかんやと憂の話聞いてくれてるし」
『うーん』
無理矢理聞き出されてるような気もするが……
そう言われたら優しいような気もする
「まぁ俺も付き合ってみろって急かしちゃったし、すまんな」
『や、最終的に決めたのは俺だし……そう言えば颯太は司さんとどうなったんだ？』
「俺？まぁ普通に付き合ってるけど」
『え！？いつの間に！？』
「この間そーいう事になってさ」
『へ、へぇー……良かったじゃん！ってか教えろよ！』
「すまんすまん、お前がいきなり俺んち来るっつーからついでに言うつもりだったんだけど失恋したって言うから言いづらかったんだよ」
『あー』
成る程
「とにかく、今日は憂慰めの会でもやるか！」
『何それ』
「勝哉さん誘って夜飲みに行こうぜ！勿論司もな！」
司さんの事もう呼び捨てにしてるし
勝哉さんかぁ……
この間会ったばっかなんだけどまぁいいか
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