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取り敢えず体を動かそうとしたら下半身にまたズキッと激痛が走った ま、待て待て待て待て……ッッ!! この状況を見て一目で理解出来る え、ヤ、ヤッちゃった系……とか? だけど全然記憶になくて…… 『か、勝哉さん!!勝哉さんってば!!』 隣でガーガー寝ている勝哉さんをバンバン叩いた 普段の俺ならそんな恐ろしい事は絶対にしない だけど今はそんな事言ってる場合じゃない 「ってーなぁ……」 『起きて下さい!!早く!!』 「ああ?」 裸の勝哉さんは物凄く寝ぼけた顔をして俺をぼーっと見た 「おーてめぇえらく早起きじゃねーか」 『そんな呑気な事言ってる場合じゃ……ぐっ!!』 け、ケツが……ッ 「ああ?尻痛か?」 そう言われ勝哉さんにケツをさすられた その瞬間ぞわわわわっと全身鳥肌が立った 「それとも何だ?何朝から騒いでんだようるせーな」 『あの……』 「ああ?」 『えと……すいません。俺本当に全く記憶が無くてですね……』 「あ?」 『まさか俺……』 「え、お前覚えてねーの?」 『…………』 俺が気まずそうに下を向いていると、勝哉さんは体を起こし煙草に火をつけふぅーっと煙を吐いた 「脱処女おめっとさん」 『は!?』 「なかなか可愛かったぜお前」 『…………』 う、嘘だ だけど今まで感じた事の無いこの下半身の痛み、違和感…… そう…… 知らない間に俺は勝哉さんと体の関係を持ってしまったんだ .
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