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その時、勝哉さんの手がスッと俺の顔に向かって伸びて来た
その瞬間体がビクついてしまったんだ
「ちっ……」
そんな様子の俺を見た勝哉さんは舌打ちをし、黙ったまま俺の部屋を出て行ったんだ
複雑な気持ち
記憶にはないがみっ君さんと別れて直ぐに勝哉さんと関係を持ってしまった
酔っていたとは言え俺って奴は案外軽い奴だったんだなーと思った
そんな出来事があってから数日、それ以来勝哉さんからも連絡はなくて俺は至って普通の日常を過ごしていた
久しぶりに入った深夜バイト
終わる時間は本当真夜中で、久しぶりに俺は夜道を歩いて帰っていた
今日は本当に疲れたな……と言うよりすげぇ眠い
元々昼間ばかり入っているから深夜って言うのは眠くて仕方がない
仕事中はそんな事ないのに終わった瞬間睡魔が……
さっさと帰って早く寝よっと
その時、後ろから一台の車が俺を横切って行き数メール先で停車した
……何だ?
助手席から男が1人降り、後ろの席からも1人降り……
と思ったらそいつらは急にこっちに向かって走って来たんだ
「早く捕まえろ!!」
『え?』
は?
捕まえろ?
『ちょっ!』
いきなりガシッと腕を掴まれ、俺は引きずられながら無理矢理車へ連れて行かれ後部座席へと押し込まれてしまったんだ
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