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「おーやっと帰って来やがったな」 『た、ただいまです』 自宅に帰ると、勝哉さんが寝転がってテレビでゲームをやっていた 「ちょっと待ってろ。次のセーブポイントまでまだ距離があるんだよ」 『……そこだったら戻った方が早くないですか?』 「うるせぇ!!俺は過去には振り返らねぇ主義なんだよ!!」 『ご、ごめんなさい』 怒鳴られつい謝ってしまった 「ちっ!ったく面倒臭ぇゲームだぜ」 『……』 取り敢えず勝哉さんのゲーム終了を待つ事に…… 「……よし!んじゃあ飯食いに行こうぜー」 『はい』 「また戻って来んのも面倒臭ぇからお前も来いよ!どーせ駐車場直ぐそこだし」 『え、勝哉さん運転出来るんですか?』 「当たり前だろボケ!!」 アパートを出て薄暗くなった道を勝哉さんと歩き彼の車が停まってある駐車場へ…… 「お前何か食いてぇもんあるか?」 『俺ですか?そうですね……ラーメンはどうですか?』 「却下!他は?」 『うーん……勝哉さんは何かありますか?』 「寿司も捨て難いよな」 『ごめんなさい。俺生モノ苦手で……』 「ああ!?面倒臭ぇな!!……んじゃあ肉でも食いに行くかー」 『肉!』 こうして俺達は焼肉屋へ…… 『食べ放題とか俺損するタイプですよ』 「だからチビなんだよお前は!オラ食え!!」 『ちょっ!そんなに入りませんって!』 タレの入った器満タンに焼けた肉を詰め込まれた 優しいような優しくないような…… 『飲まないんですか?』 「あ?お前運転出来んのか?」 『免許ないんで出来ませんが……ほら、代行とかあるじゃないですか』 「代行頼むのが面倒臭ぇよ。おら早く取れよ焦げんぞ!」 『だから勝哉さんが入れ過ぎるから……』 何やかんやと食べ進め動くのがツラい程腹一杯になった 「食った食った!もー何も入んねーわ」 『あの……本当にご馳走様でした』 なんと焼肉をゴチになってしまった 財布を出そうとしたら怒鳴られてしまったんだ 「……ちっ!煙草が切れそうだ。ちょっとコンビニ寄るぞ」 『はい』 飯が終わると次はコンビニへ…… 『あの……』 「あ?何だ?」 『何故俺はここに?』 コンビニを出た後、次は何処に向かうのかなーと思っていたら普通に勝哉さんちに連れ帰られた .
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