紅の鎖

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 「あれから何度も話そうとしたんだ。だけど出来なかった」  和月は大声で叫んだ。  「言えば終わりになるんだ!今まで通りには二度と戻れない。本気で愛してしまったからこそ俺は言えなかった。怖いんだ!」  冷たい地下室の空間に和月の叫びが反響した。
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